私は富士山のふもとに拠点を構えるまで、恥ずかしながらこの違いを知りませんでした。
赤富士と紅富士。
”あかふじ” と ”べにふじ” 。
山中湖の近くに”紅富士の湯”(べにふじのゆ)という日帰り温泉施設があるくらいなので、私はてっきり紅富士は”べにふじ”とだけ読むんだなと思っていたのですが、”あかふじ”でもいいらしいです。
この2つはいずれも、富士山の山肌が朝日や夕日に照らされて色づいている様子をさしており、違いはその季節。
つまり、赤富士は夏、紅富士は冬です。
正確には夏というよりも富士山に積雪がない時期、冬というよりも富士山に積雪が
多い時期といった方がよいかもしれません。
なんせ富士山に積雪が一番多いのは4月、逆にほとんどなくなるのは9月らしいですので。
朝日なのか夕日なのかは、富士山をどこの位置から眺めるのかによって当然変わってきます。
うちがある山中湖は富士山の北東に位置しているので、赤富士や紅富士を眺めることのできるのは朝、しかも日の出時刻からわずか数分間といった感じでしょうか。
ちなみにこれがうちから見える赤富士。
こっちがアップで撮った紅富士。
今までも富士山に関心がなかったわけではないですが、こうやってふもとに拠点を構えてからその度合いが全く変わりました。
富士山が季節ごとに見せる姿の違いも美しいし、1日の中でも刻一刻と移り変わる様子は見ていて全く飽きないです。
景色をツマミに酒なんて飲んだら、それはもう1日中いけるくらいですが、さすがにそれは健康に悪いので、夕方まではぐっとガマンガマン。BBQなどの場合は別ですけど(^^;