富士山北麓に点在する5つの湖を総称して「富士五湖」。
そのまんまというかその通りというか、わかりやすいネーミングです(笑)。
しかし、5つ全部言ってみて、となると意外とスラスラとはでてこないこともあったりなかったり。
河口湖でしょ、山中湖でしょ(←このあたりまではスムーズ)
あとは、ほら千円札にもある、ほら何だっけ、ああそうそう本栖湖(もとすこ)か
えーと、あと何だっけ?
東西南北の2つめにくる漢字がヒント?
西、ニシ、にし・・・あ、にしこか!
え?ああ、そういえば、西湖(さいこ)って読むんだったね
あと1つ、 うーーん、お坊さんの食事がヒント?
・・・ああ、精進料理ね、しょうじんこ!
え? あれって精進湖(しょうじこ)って読むんだ
へー
なんて会話は ”富士五湖あるある” かもしれません。
富士五湖の位置関係はこんな感じ。
こうやってみると精進湖ちっちゃいなー
別に大きければいいというわけではないけど、他の4つと比較すると大きさが一目瞭然。その分、あまり開発もされず自然がそのまま残った美しい湖です。
ちなみにこの5つの湖を、富士五湖と総称し始めたのは昭和の初めころだそうな。
命名者は、富士山北麓を日本全国いや全世界に知らしめようと奮闘した富士急の創業者堀内良平さん。なかなか気骨のある面構えですね。
当時、ある新聞社で日本の景勝地を読者投票で決めよう!という企画が持ち上がった際に、湖沼の部で山中湖やら河口湖やらがバラバラに応募しちゃったもんだから、それじゃ票が割れるでしょ、ということで、富士山北麓にある5つの湖を一括して投票してもらうために、富士五湖というネーミングを思いついたそうです。
そして見事、湖沼の部で第1位の栄冠に。
さすが起業家、アイディアマンです。
しかーし。
富士五湖って、実は 富士六湖 と呼ばれることがあるらしい。。。
つまり、6つ目の湖が存在するということ。
僕は、こちらに拠点を構えるまで全く知りませんでした。
それが、上の地図にある★印のところ。
精進湖の東側、すぐ近くです。
ここには「赤池」とよばれる幻?の湖があり、大雨などで精進湖の水位が上がったときだけ出現するんだそうです。
私も何回か行ったことがありますが、もちろん幻の湖ですので、直接見たことはありません。
それもそのはず、wikiによると前回出現したのが2011年だそうですから、かなりレアですよね。
どなたか当時のことをブログなどで伝えていないかなあと思って探したら「山梨情報ブログ」さんのエントリーにありました。
まあこれを見る限り、湖というよりもその名の通り「池」くらいの大きさでしょうか。
被害がでるほどの大雨はもちろんノーサンキューですが、赤池が出現するくらいの増水であれば、なんとか今年あたり、なんて勝手に思ってしまいます。
もしそんな ”絶妙な大雨” が降ったら、幻の湖をこの目でみるべく現地へ駆けつけることにします!